2011年12月28日水曜日

2011年総評

アンチエイジングという言葉にはいつまでたってもしっくりこないもので、そのまぁ別に自分審美眼で取り込む/取り込まない選択をすればよいわけであって。

何かね、エイジングのがしっくりいくんですよね、自分には。その理由として自分には「あの頃はよかった」なんて思える時期がどれだけ振り返っても存在しない事が挙げられます。これ大袈に言うでもなく、格好つけるわけでもなく、実感として本当にそうなんです。自覚する起因は、ずばりコンプレックス。ビーマイベイベーではない方の。その劣等感と怨念の成せる業です。始まりは幼少期に肥満児であったコンプレックスですね(今も変わんないんじゃないの・汗)。

そのコンプレックスを持つ現状から抜け出したいという思い、その対処として行動し、ようやっと抜け出せた時にまた新たな何か問題が発生。次はそこから抜け出したいと思い、対処として行動する、抜け出せたかなと思うとまた新たな問題が発生、というその連鎖。ですので、経過する時間の中にあったいつかに、振り返りたいと思うような輝かしいメモリーがないんですよね。振り返っても誰もいない。絵もない、花もない、唄もない、送る言葉も。洒落もない、そんな、過去。とはいえ、進行形で進んでいたその時は勿論最善の選択をしているつもりではありますが、次の瞬間からそれが最善であったかなんてわからないんです。幸い、時間は前にしか進みませんし、私、そんな流れにわざわざアンチ出来るほどの器量は持ち合わせておりませんです、はい。



2011年はこうだ、というよりは2011/3/11で自分の人生は変わった、というべきですな。なんつか、考え方がね。う〜ん、今まで以上に生への執着が強くなりました、と同時に享楽的への執着が強くなるというアンビバレンツ。その結果(か?)今年は結婚しましたし、新しい家族も出来ました。結婚の決めてがテレビドラマ「マルモのおきて」であったのは紛う事なき事実であり、そんな自分のミーハーさ加減にうんざり(うっとり)しております。基本はハッピーですよ、幸せですよ、幸せハッピーですよ。お手手のしわとしわを合わせて、しわよせ。な〜む〜。



new family,new life.次の日になればnew morningは我々の頭上に必ず訪れ、それに伴いnew lifeが始まる。そうやって時を過ごす事、エイジングする事を、これからも享受したいです、という宣言をもって2011年の総評に変えさせて頂きたいと思います。本年はどうもお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い致します。



寺本裕也